みなさんご存じの通り、韓国語でよく聞く『~ニダ』(~니다)日本語でいう『です。ます。』表現。
韓国語を学習し始めたばかりの方の中には、この『ニダ体』の使い方や作り方について悩む方も多いかもしれません。
実は、この『ニダ体』は日常生活であまり使われる機会が少ないのが現実です。しかし、だからといって覚えなくてもよいというわけではありません。
むしろ、使う場面や適切な使い方を理解しておくことで、礼儀正しいコミュニケーションを取ることができます。
この記事では、『ニダ体』について詳しく解説し、誰でも簡単に理解できるようにまとめています。これを読めば、自信を持って韓国語を話せるようになりますよ!
ニダ体とは
『ニダ体』とは、韓国語における最も形式的で丁寧な表現方法の一つです。日本語でいう『~です』『~ます』に相当し、公的な場や改まった会話で使われることが一般的です。
例えば、ニュース番組や演説、公共のアナウンスなどでよく耳にする表現ですね。
具体的には、『갑니다(行きます)』『합니다(します)』のように語尾が『~ニダ』に変化します。『ニダ体』は、韓国語の尊敬表現の基盤とも言える存在です。
ニダ体の作り方

『ニダ体』を作るルールは非常に簡単です。以下の手順を参考にしてください。
- ~입니다(imnida)
名詞+입니다(です)
『例』저는 학생입니다
(私は学生です) - ~합니다(hamnida)
動詞・形容詞+ㅂ니다(します)
【語幹が母音で終わる時】
『例』가다(行く)
저는 회사에 갑니다
(私は会社に行きます) - ~습니다(seumnida)
動詞・形容詞+습니다(です・ます)
【語幹がパッチムで終わる時】
『例』먹다(食べる)
저는 밥을 먹습니다
(私はご飯を食べます)
※語幹のパッチムがㄹの場合
ㄹは消します。
『例』달다(甘い)
이 과일은 답니다
(この果物は甘いです)
※語幹とは基本形の~다をとったもの
ニダ体の位置づけ
『ニダ体』は韓国語の中で丁寧さが求められる場面で使われますが、日常会話では少し堅苦しい印象を与えるため、『ヘヨ体(~요)』が主流となっています。

ニダ体が使われる具体的な場面
『ニダ体』はフォーマルな状況で使われるため、使用場面がある程度限定されています。しかし、適切に使いこなすことで、話し手の信頼感や丁寧さを印象付けることができます。
以下では、その代表的な場面を解説し、実際の例文も紹介します。
公式な場面

『ニダ体』が最も多用されるのが公式な場面です。例えば、ニュース番組や公共のアナウンスでは『ニダ体』が標準的に使用されます。
これは、情報を正確に伝えるだけでなく、聞き手に対する敬意を示すためでもあります。
例文
- 현재 상황은 안정적입니다
(現在の状況は安定しています。) - 이번 역은 서울역입니다
(今回の駅はソウル駅です。)
※自然な感じに訳すと『次の駅は』となる。
ビジネスシーン

取引先や上司に対して、敬意を示す場面でも『ニダ体』は必須です。
韓国では、上下関係を意識したコミュニケーションが重要視されるため、ビジネスの場では『ニダ体』を使うことで礼儀正しい印象を与えることができます。
例文
- 이 프로젝트를 성공시키겠습니다
(このプロジェクトを成功させます。) - 오늘 회의는 오후 3시에 시작됩니다
(今日の会議は午後3時に始まります。)
プレゼンテーションや会議、メールの締めくくりなど、幅広いビジネスシーンで使われます。特に目上の相手や重要な取引先には必須の敬語表現です。
軍隊や規律の厳しい場面

韓国の軍隊では『ニダ体』が基本の話し方として定められています。命令や報告の場で、『ニダ体』が使われるのは規律と礼儀を重んじる文化が背景にあるからです。
軍隊以外にも、規律が重視される警察や消防、ビジネスの現場などでも使用されることがあります。
例文
- 모든 준비가 완료되었습니다
(全ての準備が完了しました。) - 다음 지시에 따르겠습니다
(次の指示に従います。)
『ニダ体』は硬さと規律を感じさせるため、軍事や公的機関でのコミュニケーションに適しています。命令口調ではなく、丁寧さを保ちながらもしっかりとした意思を伝えるために効果的です。
まとめ
『ニダ体』は、韓国語の丁寧表現を学ぶ上で欠かせない重要な要素です。フォーマルな場面では信頼感や礼儀正しさを示すために必要不可欠ですが、日常会話では堅苦しい印象を与えることもあります。
そのため、『ヘヨ体』との使い分けを理解し、場所や状況に応じた表現を使えるようにすることが大切です。適切に使いこなすことで、より自然で円滑なコミュニケーションが可能になり、自信を持って韓国語を話せるようになります。
