韓国語を勉強し始めると、よく出てくるのが『へヨ体』や『ヨ体』という言葉。日本語の『です・ます』表現。
実はこの2つ、どちらも同じものを指していて、『〜요(ヨ)』で終わる丁寧な言い方のことです。
『堅苦しくない、やさしい丁寧語』と考えるとイメージしやすいかもしれません。
韓国のネイティブが、日常会話でいちばんよく使うのがこの『へヨ体』。
韓国ドラマやK-POPが好きな方なら『〜요』という言い方をよく耳にしているはずです。
分かりやすいところで言うと、誰もが知っている、この『안녕하세요』は、韓国語の代表的な挨拶ですよね!
これも『へヨ体』なんです。理解出来ましたか?
今回は、このへヨ体の作り方と基本ルールを、初心者の方にも分かりやすくやさしく解説していきます!

『う~ん!まだいまいち分からないな』『もう少し詳しく知りたいな!』という方は、
下記記事(へヨ体とは)を確認してください。
知っている方は読み飛ばしても問題ないかと思います。
それでは、解説していきます。
へヨ体とは

まず『へヨ体』と言うのは、簡単にいうと語尾が~요 になっているものを指します。
例えば
※基本形→へヨ体
- 사랑하다(愛する)
→사항해요(愛してる) - 학생이다(学生だ)
→학생이에요(学生です) - 가수다(歌手だ)
→가수예요(歌手です)
こんな感じです。
『へヨ体』は、韓国語の丁寧な口語表現(話し言葉)で、日常会話で最もよく使われる文法形式の一つです。
相手に対して敬意を示しつつ、硬すぎない柔らかい印象を与えるため、年齢が近い目上の人や初対面の人との会話、職場など幅広い場面で使われます。
特徴は、『~해요』『~이에요』『~예요』【他にもたくさんあります】 のように요の前が品詞によって変わったりもします。
(どう変化するかは、へヨ体のルールのところで解説しています。)
とにかく語尾に요がついていれば、『へヨ体』または『ヨ体』と覚えておけばいいです。
文法的には、みなさんがよく知っている格式ばった『ニダ体』と、友達によく使うタメ口『반말』(パンマㇽ)の中間に位置します。


へヨ体のルール

へヨ体にはいくつか基本的なルールがあり、それに沿って動詞や形容詞を変化させます。
今回は、このルールを丁寧に解説しながら、分かりやすい例文を交えてご紹介します!
語幹の最後の母音が
「ㅏ」または「ㅗ」の場合
語幹の最後の母音がㅏ ㅗの場合は아요をつける。
※ここで語幹とは、辞書形(~다)から「다」を取って残ったものを指します。
例
- 많다(多い)
→ 많(語幹)+ 다(語尾)
ㅏが語幹の最後の母音なので、
原形の다をとって아요をつけたら
많아요(多いです)になる。
《形容詞》 - 좋다(好き・良い)
→ 좋(語幹)+ 다(語尾)
ㅗが語幹の最後の母音なので、
原形の다をとって아요をつけたら
좋아요(好きです・いいです)になる。
《形容詞》
例文1
이 가수는 요즘 인기가 많아요
(この歌手は最近、人気があります)
※많아요は本来、多いと訳しますが、
ここでは人気が『ある』と訳します。
【文脈によって意味が変わることも】
例文2
날씨가 너무 좋아요
(天気がとてもいいです)
語幹の最後の母音が
「ㅏ」「ㅗ」以外の場合
語幹の母音がㅏ ㅗ以外の場合は어요をつける。
- 먹다(食べる)
→먹(語幹)+ 다(語尾)
먹다(食べる)→ㅓが語幹の
最後の母音なので、
原形の다をとって어요をつけたら
먹어요(食べます)になる。
《動詞》 - 멀다(遠い)
→멀(語幹)+ 다(語尾)
멀다(遠い)→ㅓが語幹の
最後の母音なので、
原形の다をとって어요をつけたら
멀어요(遠いです)になる。
《形容詞》
例文1
저는 매운 음식을 자주 먹어요
(私は、辛い食べ物をよく食べます)
例文2
집에서 회사까지 멀어요
(家から会社まで遠いです)
語幹にパッチムがない
場合の短縮ルール

語幹の最後にパッチム(子音)がなく最後がㅏの場合は、『아요』の『아』が省略されて요だけつきます。
- 가다(行く)
→가(語幹)+ 다(語尾)
가다(行く)→ㅏが語幹の
最後の母音なので、
原形の다をとって가아요に
なりそうですが、
가요(行きます)になる。
《動詞》 - 자다(寝る)
→자(語幹)+ 다(語尾)
자다(寝る)→ㅏが語幹の
最後の母音なので、
原形の다をとって자아요に
なりそうですが、
자요(寝ます)になる。
《動詞》
例文1
내일 서울에 가요
(明日ソウルへ行きます)
例文2
오늘은 일찍 자요
(今日は早く寝ます)
語幹にパッチムがない場合の短縮ルールの中でも少し複雑なものもあるので紹介しておきます。
- 기다리다(待つ)
→기다리(語幹)+ 다(語尾)
기다리다(待つ)
→ㅣが語幹の最後の母音なので、
原形の다をとって어요を
つけたら기다리어요に
なりそうなのですが、
ここは少し複雑で기다리のㅣと어요のㅓ
を足して(ㅣ+ㅓ=ㅕ)短くしたら
기다려요(待ちます)となります。
《動詞》 - 걸리다(かかる)
→걸리(語幹)+ 다(語尾)
걸리다(かかる)
→ㅣが語幹の最後の母音なので、
原形の다をとって어요を
つけたら걸리어요に
なりそうなのですが、
ここは少し複雑で걸리のㅣと어요のㅓ
を足して(ㅣ+ㅓ=ㅕ)短くしたら
걸려요(かかります)となります。
《動詞》
例文1
잠시만 여기에서 기다려요
(ちょっとここで待ってください)
※기다려요は、
『待ちます』と『待ってください』の
両方の意味がある。
例文2
부산까지 얼마나 걸려요?
(釜山までどれくらいかかりますか?)
하다動詞はすべて『해요』
『하다』で終わる動詞は例外なく『해요』に変わります!これは覚えやすいポイントです。
例文
저는 매일 아침 공부해요
(私は毎朝勉強します)
매일 아침 운동해요
(毎日運動します)
ここまで、へヨ体の基本とルールについて解説しましたが、さらにへヨ体の変則活用があります。このへヨ体の変則活用も韓国語を勉強するにあたり越えなければならない壁の一つです。
かなりボリュームのある内容ですので、一気にやるのではなく毎日少しずつがポイントになります。そうすれば早い段階で慣れてくるかと思います。
へヨ体の変則活用の記事はこちら

まとめ

へヨ体は、韓国語の『~です』『~ます』にあたる丁寧な表現で、日常会話で最もよく使われます。
基本ルールは『아요』『어요』を語幹につけるだけなので、あまり深く考えず『そうなんだ』くらいの気持ちで取り組めばOK!理屈も大事ですが、音や感覚で覚えることを意識すると自然に身につきます。
分からないときにチェックするくらいの気軽な勉強法がおすすめです。何度も聞いたり話したりしていくうちに慣れていきますので、まずは楽しみながら練習してみてください!
