韓国語の勉強を始めたばかりの初心者にとって、『どんな単語から覚えればいいのか?』は最初の大きな悩みのひとつではないでしょうか。
日本語の単語を例にしても、簡単なものから難しいものまで膨大な種類がありますよね。それと同じように、韓国語にも初心者向けの単語から上級者向けの単語まで幅広く存在します。
韓国語を学ぶ際には、まず『初級』『中級』『上級』といったレベルに分けて学ぶのが一般的です。初心者の方は、当然『初級』からスタートすることになりますよね。でも、実際に初級の単語ってどれくらいあって、どんなものを覚えるべきなのでしょうか?
ここではその疑問に答えつつ、初級単語について詳しく解説していきます。
初級単語ってどれくらいあるの?

まず初心者が最初に疑問に思うのは、「初級単語ってどれくらいあるの?」という点ではないでしょうか。単語数を明確に知っておくと、目標が立てやすくなるので、学習の計画も進めやすくなります。
目安となる単語数
韓国語の初級単語は、日常会話を重視する場合、約1500~2000個が必要と言われています。この数は、『公益財団法人 韓国教育財団』のホームページを参考にした数です。
ただし、この数の中には普段ではあまり使わない試験に必要な単語も含まれているため比較的多めの単語数になっています。
普段よく使う初級単語にしぼると『約800個くらい』を目指せば十分です。
数だけ見ると、かなりの数に、感じると思いますが、あくまでも目安なので、あまり数の事は気にしすぎないほうがいいです。
私も最初は、えーそんなにあるんだ、と思いましたが、初級単語をマスターして感じた事は、毎日少しづつでもいいから継続してやる事により、気づいたらこんなにも覚えたんだ!!こんな感じでした。
また、どんな初級単語から覚えればいいのかについては、試験目的ではない限り自分の日常生活の中で、よく使う単語を優先して覚える事をおすすめします。
例えば、初級レベルでよく使う単語には以下のようなものがあります。
- 家族に関する単語
(엄마/아빠, 언니, 오빠)
【お母さん/お父さん、お姉さん、お兄さん】 - 日常生活に関する単語
(밥, 물, 학교, 회사 )
【ごはん、水、学校、会社】 - 簡単な動詞や形容詞
(가다, 오다, 먹다, 예쁘다 )
【行く、来る、食べる、きれいだ】
試験に出てくる単語の中でも使用頻度の低い単語は一旦スルーして、日常生活で良く使う単語から覚えることで、学習時間の節約にもなります。
仮に覚えたとしても結局は、使う場面がほほとんどなく、記憶には定着しないで、いずれ忘れてしまいます。
覚えなくていいと言う意味ではなく、優先度が低いと言うだけで、今後必要な場面が来たらその時覚えればいいと言う事です。
試験対策用と日常会話用の違い
試験対策用の単語は、教育機関が定める基準に基づいており、やや形式的なものが多いです。
たとえば、語彙力を測るTOPIK(韓国語能力試験)の初級レベルでは、約1500~2000語が目安と言われていますが、実際に日常会話で頻繁に使うのはその半分以下です。
具体的な数を目標にする必要はある?

目標の単語数を設定することはモチベーションを保つために役立ちますが、上で述べた800語という数字にとらわれすぎるのもよくありません。
韓国語の学習を楽しみながら、まずは以下のようなテーマごとに単語を覚えてみましょう。
- 日常生活に関連する単語
(食事、買い物、家族など) - 自己紹介に使える単語
(名前、年齢、趣味、仕事など) - 感情を表現する単語
(好き、嫌い、うれしい、悲しいなど) - 基本的な動詞・形容詞
(見る、聴く、大きい、小さいなど)
自分の私生活でよく使う単語をメモしておいて、まずは使用頻度が高い順から覚えていけばいいでしょう。
初心者が初級単語を覚えるために準備する教材は?

基本どの教材を選んでも問題はないのですが、出来れば韓国語の上にフリガナがないものをおすすめします。
フリガナがあるものだと、結果的にフリガナがなかったら読めない、本来の正確な発音が身につかないなど、今後いろいろな問題が出てきます。
どうしてもフリガナがないと不安な方は、韓国語の発音は日本語にない発音があるんだ!という事を理解して学習すればいいかと思います。
ではなぜフリガナがないと不安なのでしょうか?
そういう方はもしかして、ハングルの基礎知識の学習不足が考えられます。日頃から復習をしていないなど、何か原因があるはずです。
もう一度ハングルの基本を確認してみてください。『あっ!これ忘れてた』のように何かしら気づきがあるはずです。
もう一度ハングルの基本に戻る方はこちら

そうすれば、フリガナがなくても平気になるはずです。『意味は分からないけど読めることは読める』こんな感じになるかと思います。
初心者が初級単語を覚えるコツ

人は何かを覚えるとき、ただひたすら覚えるのと、何かに関連づけて覚えるのでは、どちらが記憶に定着しやすいでしょうか?
結論から言うと、圧倒的に関連づけて覚える方が記憶に残りやすいのです。
例えば、人の名前を覚える場合を考えてみましょう。私たちは何を基準にその人の名前を記憶しているのでしょうか?
おそらく、その人の顔や体の特徴、声の質や話し方など、目立つ要素を元に『この人は〇〇さん』と認識しているのではないでしょうか。
特徴が多ければ多いほど、その人の名前を忘れにくくなりますよね。逆に、特徴が少ない人の名前は思い出しにくいことが多いものです。
このように、何かを覚えるときは『関連づける』ことで、記憶にしっかり定着しやすくなるのです。
では、単語の場合はどうでしょうか?
ただ単語だけを黙々と覚えるのと、その単語を何かと関連づけて覚えるのとでは、どちらが効率的だと思いますか?
答えは明らかです。関連づけて覚えた方が、はるかに記憶に残りやすくなります。にもかかわらず、多くの人が関連づけをしないのはなぜでしょう?
その理由の一つは、『勉強の進み具合が遅い』と感じるからです。早く多くの単語を覚えたいという焦りから、とにかく数をこなそうとしてしまい、関連づけを意識せずに単語をひたすら暗記しようとする。
しかし、その結果、覚えたはずの単語が思い出せず、挫折してしまう人も少なくありません。私も韓国語の勉強を始めたばかりの頃、同じような経験をしました。
そこで、単語を覚える際には、少し時間がかかるかもしれませんが『関連づけて覚える』ことを意識してみてください。これが、単語を効率よく覚えるための重要なコツです。
では、具体的に何に関連づければいいのでしょうか?
おすすめは、『文法と一緒に覚えること』です。最近の韓国語教材には、単語に関連した例文が記載されていることが多いです。この例文ごと覚えることで、単語の意味だけでなく使い方まで身につき、記憶にも残りやすくなります。
たとえば、『먹다(食べる)』という単語を覚えるとき、単に単語だけ覚えるのではなく、『밥을 먹다(ご飯を食べる)』『빵을 먹다(パンを食べる)』のように例文で覚えると、自然な形で単語を使えるようになります。
関連づけて覚える方法は、すぐに効果が出るものではありませんが、長期的に見れば確実に実力を伸ばす最良の方法です。焦らずに、基本を大切にしながら学んでいきましょう。

まとめ

私たちは日常生活で、実はそれほど難しい単語を使っていませんよね。
たまに難しい単語が出てきたとしても、その場ではなんとなくごまかし、後で誰かに聞いたり、自分で調べたりして意味を把握することが多いのではないでしょうか。
母語である日本語でさえ分からない単語ってないですか?完全に意味は分からなくても話の流れで、多分こんな意味なんだろうと予想して終わらせたり。
だからなおさら他言語の韓国語では、難しい単語は一旦置いといて、後回しで全然問題ないです。
もちろん語彙を増やすことは、長い目で見ればとても重要です。しかし、それ以上に大切なのは、まずは簡単な単語を使って韓国語に慣れることです。
簡単な単語を使ってシンプルな文章を作り、それを声に出して練習してみると、『韓国語で話せた!』という達成感を味わうことが重要です。
難しい単語を覚えて韓国人と話したとき、『えっ、そんな言葉まで知っているの!』と驚かれることもあるかもしれません。
でも、実際には簡単な単語を使って『流暢に話す』方が、もっと驚かれるものです。
そのため、初心者がまず覚えるべき単語は、自分の日常生活でよく使う簡単な単語です。
それらを繰り返し練習することで、確実に基礎力が身につきます。焦らず、何度も反復して練習を重ね、土台をしっかり固めましょう。
