韓国語を始めよう!と思ったとき、多くの人が言うように、学習の入口は『ハングルを覚えること』。これは間違いありません。
ですが、ここでつまずく人が多いのも事実です。
というのも、ハングルと一口に言っても、母音・子音・パッチム・発音変化…と内容は盛りだくさん。『全部覚えないとダメなの?』と不安になってしまうんですよね。
実際、ハングルの段階でギブアップしてしまう人も少なくありません。
でも安心してください。結論から言えば、最初から完璧に覚える必要はないんです。
まずは基本の母音・子音・パッチムを押さえて、単語が読めるレベルになれば十分。
大事なのは『ハングルに早く慣れること』発音変化や細かいルールは、単語や文法を学びながら少しずつ身につけていけば大丈夫です。
初心者にとっては、『どこまでやればいいか』が明確に分かれば、安心して一歩を踏み出せます。
この記事では、さんざん失敗を重ねてきた私の経験をもとに、韓国語初心者がつまずかずに進められる『韓国語学習の進め方』を分かりやすく解説しています。
ハングルから始める理由

『ハングルを覚えなくても、韓国語は話せるようになる』とよく言われます。
確かにフレーズ丸暗記や耳で覚える方法でも、ある程度は会話ができるようになります。
ですが、ハングルを飛ばして学習を進めてしまうと、必ずどこかで壁にぶつかります。
ハングルを覚えずに学習すると起こること

正確な発音が理解できない
韓国語の文字は、日本語のように『ひとつの文字=ひとつの音』ではありません。
例えば『ㄱ』という文字は、それだけでは音にならず、母音と組み合わさって初めて発音されます。
- ㄱ + ㅏ = 가 → 「カに近い音」
- ㄱ + ㅣ = 기 → 「キに近い音」
- ㄱ + ㅜ = 구 → 「クに近い音」
さらに、単語の頭にあると『カ』に近く、真ん中にあると『ガ』に近く、最後に来るとのどで『クッ』と止めるような音になります。
このように同じ文字でも発音が変わるため、ハングルを知らないまま耳だけで覚えると間違いやすいです。
正しく音を理解するためには、ハングルを押さえておくことが欠かせません。
スピーキング力が伸びにくい
会話力を伸ばすには、『声に出す練習』が必須です。
ところが、ハングルが読めないとテキストやフレーズを見ても音読ができず、ただ聞くだけの学習にかたよってしまいます。
また、学習を少し進めて『韓国語日記を書いてみよう』『新しく覚えた単語を使って文章を作ってみよう』と思ったとき、ハングルが書けないと練習になりません。
結果として『効果的な学習ができない』という状態になり、挫折にもつながるかも知れません。
資格試験(TOPIKなど)で不利になる
試験はすべてハングルで出題されます。文字が読めなければ、そもそも問題を解くことができません。
仮に『聞き取り』だけである程度理解できても、リーディングやライティングで点数が取れないため、合格は難しくなります。
つまり、試験を受ける予定がある人にとっては、ハングルを避けて通ることは絶対にできないのです。
教材・アプリが使えない
韓国語の教材や学習アプリは、ハングルが読めることを前提に作られています。
そのため、ハングルが分からないと使いにくく、学習がなかなか進みません。
リスニング教材を使うときも、聞いた言葉をハングルで確認できないと、微妙な音の変化に気づきにくくなります。
このように、ハングルが分からないまま進めると学習効率が下がり、結局どこかでハングルを覚え直さないといけなくなります。
だからこそ、最初に基本のハングルを覚えておくことが大切なのです。
ハングルの基本

まずはここまで覚えればOK
ハングルは母音・子音・パッチム・発音変化…と内容が盛りだくさん。
『全部覚えないといけないの?』と不安になる人も多いですが、最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは『母音と子音とパッチムを組み合わせて、単語が読める』レベルで十分です。
細かい発音のルールや例外は、基礎を覚えたあとに少しずつ学べば問題ありません。
なぜなら、発音変化は文章として出来上がった時(単語が助詞や接続詞などの品詞と合体した時)によく変化します。
ルールだけを先に覚えても使う場面がなくあまり見につきません。
単語や文法と一緒に学べば『こういうときに変わるんだ』ということにも気づけます。
また、文章なので頭の中でのイメージがしやすく、記憶に定着しやすくなります。
最初に覚えるべきはこの3つだけ
- 基本母音
(ㅏ, ㅑ, ㅓ, ㅕ, ㅗ, ㅛ, ㅜ, ㅠ, ㅡ, ㅣ) - 基本子音
(ㄱ, ㄴ, ㄷ, ㄹ, ㅁ, ㅂ, ㅅ, ㅇ, ㅈ, ㅊ, ㅋ, ㅌ, ㅍ, ㅎ) - パッチムの基本
(ㄱ, ㄴ, ㄷ, ㄹ, ㅁ, ㅂ, ㅇ など代表的なものだけ)
※まずは上のレベルを目標にしましょう。
👇詳しくは、この記事に書いています。

ハングルが読めるとこんな単語が分かる!
- 오이(オイ:きゅうり)
- 비(ピ:雨)
- 가구(カグ:家具)
- 김치(キムチ)
- 김밥(キンパッ:海苔巻き)
基本のハングルを覚えたらすぐ単語や文法に進むこと
ハングルを読めるようになったら、すぐに単語や簡単な文に触れていくのがおすすめです。
最初から長文を作る必要はなく、「単語+簡単な助詞や動詞」を組み合わせるだけで十分です。

- 오이예요(オイ イェヨ:きゅうりです)
- 비가 와요(ピガ ワヨ:雨が降ります)
- 가구가 있어요(カグガ イッソヨ:家具があります)
- 김치를 먹어요(キムチルー モゴヨ:キムチを食べます)
- 김밥을 좋아해요(キンパブㇽ チョアヘヨ:キンパが好きです)
複雑な発音変化は後回しでOK
韓国語には『連音化』や『濃音化』など複雑な発音変化のルールがあります。
ですが、最初からこれを完璧に覚えようとすると、かなりのボリュームになり挫折の原因に。
簡単な単語や文法に触れながら、徐々に覚えて行くのがポイントです。
- 単語だけでなく、文にすると『使える韓国語』になる。
- 単語+예요/와요/먹어요 など、簡単な文法だけで文章が作れる。
- 短いフレーズを繰り返し音読するだけでも、リスニング・スピーキングに効果的。
練習:名前をハングルで書いてみよう!

基本のハングルが読めるようになったら、実際に書いてみるのが効果的です。
- 自分の名前をハングルで書いてみる
- 家族の名前を書いてみる
- 友達の名前を書いてみる
身近な単語をハングルにすると『韓国語が書けた!』という達成感が得られて、学習モチベーションも上がります。
無理に全部を完璧にしようとせず、シンプルに『母音・子音・パッチムの基本』だけに集中してみてください。
そこまでできれば、『できた!』という自信につながるでしょう。
まとめ

韓国語を学ぶ時、ハングルを最初に覚えるのは非常に大事なステップです。最初は記号に見えるかもしれませんが、仕組みさえ理解出来れば、意外と簡単に覚えることができます。
発音や文法も、ハングルを知っていることで理解が深まり、よりスムーズに学べるようになります。
特に韓国語は、日々の生活や趣味に取り入れることで自然と身についていくもの。少しずつ、焦らずに続けていけば、必ず韓国語を使いこなせる日がやってきます。
何よりも、自分のペースで進めることが大切です。ハングルからスタートして、少しずつ前に進んでいけば、必ず成長を感じられるようになります。
頑張りましょう!
